カテゴリ
フランス映画 A à G フランス映画 H à N フランス映画 O à Z アメリカ映画 A to G アメリカ映画 H to N アメリカ映画 O to Z 日本映画 イギリス映画 スペイン映画 ロシア映画 ドイツ映画 イタリア映画 デンマーク映画 香港映画 韓国映画 中国映画 その他の映画 ドラマ ACTEURS DIVERS フォロー中のブログ
お気に入りリンク
タグ
フランス映画(92)
マチュー・アマルリック(20) ギヨーム・カネ(17) ブノワ・マジメル(15) カンヌ映画祭(11) ロマン・デュリス(7) スリラー(7) マッツ・ミケルセン(6) コメディ(5) ヴァンサン・カッセル(5) サスペンス(4) ダニエル・クレイグ(3) ジュリアン・サンズ(2) ライアン・ゴスリング(2) ヒュー・グラント(1) ミスター・ビーン(1) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
藤沢周平原作、山田洋次監督による映画化。
大きな映画館ではありませんでしたが、この映画がフランスにもやってきました。 フランスでサムライと言えば、憧れの刀でバッタバッタ人を斬るというイメージなので、こういう、いわば一見さえない田舎侍が主人公の映画が公開になったというのはうれしいニュースでした。 藤沢周平はこれまで一度も読んだことがなく、この人の物語に初めて触れたのはつい最近のこと。実家からNHKで放送された「蝉しぐれ」を撮ったビデオが送られてきたのです。 私が主演の内野聖陽さんのファンだからという理由で撮ってくれたのですが、1話目が終わってさてこれからどうなるか?と次の録画を見たら・・・全然違う番組が入っていました。どこかに続きが入っているはずと早送りして探しましたが、続きはどこにも見当たらない・・・。 そしたら内野さんがこんなのにも出てるよ私に教えてくれるだけのために録画したらしいんですね・・・。ですから続きはなし。 というわけで見たのは1話だけでしたが、独特な時間の流れが印象的でした。 今回の映画は原作者は同じでも監督が違うわけですが、独特な時間の流れ、空気はそのままでした。 これが藤沢周平の世界なんでしょうね。 館内は大入り満員、あちこちから笑い声も聞こえてきてなかなか沸いていました。 主演の永瀬正敏、最後に見たのは確か数年前、やはりフランスに来た「濱マイク」の映画ででした(映画というよりむしろTV映画かなと思ったのですが。青山真治が監督でした)。 この人は特別好きというわけじゃないのですが、いつもいい味出してますね。 今回も、お城勤めを淡々とこなす、一見冴えない侍役が見事にはまっています。 フランス語のタイトルは「召使と侍」で、召使とはずっとその家のお世話係をしていた気立てのいい女性(松たか子)。 タイトルどおり、この2人が中心なのかと思ったらそういうわけでもなく、むしろ永瀬正敏演じる片桐の日常生活と、その中で起こる数々の出来事が中心のストーリーで、その日常生活に重要な位置を占めるのが、その召使という設定です。 片桐の人生にはいろんな重大事が起こるのですが、それもすべて静かに淡々と描くことにより映画全体にいい雰囲気を醸し出しています。 静かに心に残る作品でした。 原題:隠し剣 鬼の爪 仏題:"La servante et le samuraï" 製作年:2004年 監督:山田 洋次 出演:永瀬 正敏、松たか子、吉岡 秀隆 おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
by nouilles-sautees
| 2005-11-13 03:05
| 日本映画
|
ファン申請 |
||