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ジョニー・アリデイ・・・フランスのロックの創始者たる実在の歌手で、還暦を過ぎてもなお8万人を集めるド派手なコンサートをやっている人で、フランスの大スター。
ジョニーの新アルバムが出ると同時にCD、DVDなど買いあさるおじさま方もいらっしゃるほど。 こんなおじさま方の一人がファブリス。 ジョニーのコンサートに行きつづけて40年。ジョニー直筆のサインを常に持ち歩き、ジョニーを大音量で聞きながら出社。自宅にはジョニー一色の部屋まである。 家に帰ると妻にはジョニーのことでなじられ、パンクの娘には相手にもされず・・・けれど、「幸い僕にはジョニーがいる」。 そんなファブリスだったのに・・・。 ある日、酔っ払っての帰宅途中、ジョニーの歌を大声で歌っていると、静かにしろとパンチを食らう。 気が付くとそこは病院。気を失って倒れていたと妻に聞かされる。 そして家に帰ってジョニー部屋のドアを開けると・・・。 そこにはビール缶のコレクションが並んでいた。 慌てて警察に飛び込むファブリス。 「ゴールドディスクコレクションを含む、すべてのジョニー・アリデイのコレクションを盗まれた」と話す彼に、警察は 「ジョニー・アリデイ?誰ですか、それ?」 殴られて気が付いたら、誰もジョニー・アリデイを知らない世界に来ていた・・・。 心の支えを失ったファブリスは、ジョニー・アリデイの本名でなら本人を探せるかもと同姓同名の人をフランス全国を駆け回って探す。が、どれもこれも似ても似つかぬ人ばかり。 そして諦めかけたときに・・・偶然、ジョニー・アリデイとそっくりな人を見つける。 彼の名はジョニーの本名と同じジャン・フィリップ、ボウリング場の経営者だった。 ジャン・フィリップは確かにジョニー・アリデイという名前で一度芽が出かかったことがあったが、オーディションに行けなくて歌手人生を諦めたという。このオーディションこそ、ファブリスが殴られる前にいた世界で、ジョニーが世に出るきっかけとなったオーディションだったのだ。 ファブリスはこのボウリング場経営者をジョニー・アリデイとして、この世界でも一躍有名歌手にすることを決心する・・・。 ファブリスを演じるのはファブリス・ルキー二。 この人、ほんとにいい役者さんだなって思います。 今回のこの一途なファン役も、表情を見てるだけでぐっとくるような。 ちょっと気弱な感じの役ってパトリス・ルコント監督の私の大好きな映画「親密すぎるうちあけ話」(日本では今年の夏公開だそうです!)でもやってましたが、この役もよかったです。 ジャン・フィリップ役はジョニー・アリデイ本人。 彼はここ数年役者活動もやっていて、ルコントの「列車に乗った男」でぶらりと町にやってくる男役を演じ、ジャン・ロシュフォールと共演してました。 ジョニーって日本の矢沢栄吉みたいと言えば、わかりやすいでしょうか。 ファン層とかも似ていると思います。 私は、ジョニーと同じ髪型、髭、そしてジョニーの顔がプリントされたトレーナーを着ている年齢不詳のおじさまを見かけたことが・・・。結構引きましたけど。 この映画、オチもとってもよくてとっても気に入りました。 でもジョニー・アリデイを知らない国には行かないでしょうね、この映画。 知らなくても十分面白いでしょうけれど、細かいネタは知ってる方が断然面白いし。 仏題:"Jean-Philippe" 製作年:2005年 監督:Laurent Tuel 出演:Fabrice Luchini, Johnny Hallyday, Jackie Berroyer おすすめ度:★★★★★★★★★☆ 今日の日記がお気に召しましたらクリックお願いします→
by nouilles-sautees
| 2006-04-11 17:53
| フランス映画 H à N
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