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Nooooon, rien de rie~n, nooooon je ne regrette rie~n....
という歌が頭から離れません。 この映画を観て以来、ふとした拍子にオーケストラの音楽と共にこの歌がせり上がってきます。 主演のマリオン・コティヤールがフランスのセザール賞に続いてアカデミー賞も獲得したというので、遅ればせながら一応観に行って参りました。 マリオン・コティヤール・・・好きなのか嫌いなのか、私にとってはちょっと微妙な女優さんです。昔はわりと好きなほうに傾いていたように思うんですが・・・。なんかクセがありますしね。 今回のアカデミー賞、私は「エリザベス:ゴールデン・エイジ」のケイト・ブランシェットにいたく感動したので、この人に獲ってもらいたかったんです。ただ一方で、「エディット・ピアフ」、「古きパリ」などというキーワードはアメリカ人の心に訴えそうだなーと思い、複雑でした。そして、マリオン・コティヤールの受賞・・・。 私の感想は「うーむ・・・」でした(こういう意味の「うーむ」でした、豆酢さん)。 ただ観た後に思ったのは、やっぱりうまかったなということ。 年を取って(と言ってもまだ40代だったのですが)、小さくなってしまったピアフの姿はすごいと思いましたし(ひとつ意地悪を言えば、ああいう「変身」ものって審査員に訴えますよね)。あの物の言い回し、態度・・・完璧だったと思います。 ピアフの子供時代としてごく小さい頃、もう少し大きくなった頃の2人が出てましたが、小さいほうの子はどことなくマリオン・コティヤールに似てるところもあって納得だったのに、もう少し大きくなった方を演じた子はちょっとすっきりしすぎてて、ちょっとイメージが狂いました。 映画自体は「エディット・ピアフの生涯ってこんなのだったのか・・・」と勉強になりますが、え?ということが後から付け足しのように出てきたりもするので、すべてが周知の事実であることが前提なのでしょう。 私はどちらかと言うと「○○の生涯」的作品は苦手な方だし、こういう作品って本を読むほどには心に残らないんです。この作品も一度観たから気が済んだかな・・・くらいかな。 仏題:"La Môme" 製作年:2006年 監督:Olivier Dahan 出演:Marion Cotillard, Jean-Pierre Martins, Gérard Depardieu nouilles-sautees の好き嫌い度:★★★★★★☆☆☆☆ 今日の日記がお気に召しましたらクリックお願いします→
by nouilles-sautees
| 2008-03-03 20:19
| フランス映画 A à G
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