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新年からイイ男祭り♪
ギヨーム→マッツときて、今回はヴィゴでございます。 これはワザとこうなったわけではなく、この作品についてはまず小説の方を読んだ方がいいと言われたので読んでから観に行こうと思っていたので遅れました。そう言ってるうちに映画の方が終わりそうな気配になってきたので、読んでから観るはあきらめた次第でございます。 評判としてはやはり小説の方が断然いいということでしたし、映画化にがっかりという声もあったのですが、私的には映画もよかったと思います。まあ小説を読んだらまた意見も変わるかもしれませんが(これは是非読むつもり)。 何が起こったのか・・・。 誰もよくわからないまま年単位の月日が流れた。しかし今は何年なのか、何月なのか・・・それすらももうわからない。わかる必要もない。そんな世界。 ある日突然異変が起こり、何もなくなってしまった。 植物も動物も何もかもが失われ、再生の気配もない。かろうじて助かったわずかばかりの人間が生きているであろうと思われる世界。 そこを旅する父と幼い息子。これがこの作品の中心なのです。 何か確固とした目標があるわけでなく、ただ南へ南へと移動する二人。彼らが道中見たものは、瓦礫と化した街、寸断された高速道路、そしてごくたまに見る、まだ生きている人間同士の激しい生存競争・・・。 最近見た「2012」の他、「デイ・アフター・トゥモロー」などなど数々の天変地異、地球最後の日をテーマにした映画を観てきましたが、これが一番リアルで怖かったかも。 ウィル・スミス主演の・・・なんていう映画でしたっけ?NYでたった一人の人間として生きていく話。あれに至っては、一応日中は食べ物収穫し放題、ビデオ見る余裕もありましたからねぇ。 どの作品もこの「The Road」の状況に比べれば全然マシ。 ・・・なんて書きましたが、この作品は他の天変地異ものとはある意味レベルが違います。これは決して「2012」のように天変地異を前面に描いたものではなく、天変地異がこの作品の単なる背景に過ぎないのが恐ろしいです。 「男」という役名の父親役はヴィゴ。 全く役にも立たなくなった紙幣が泥まみれで落ちて踏みしだかれる世界、人との関わりもなくなった世界では名前すらも要らないということでしょうか。 まだ幼く、何かあるたびに「パパ~」と叫ぶばかりの息子と共に旅を続ける父親。 生きるために、息子を守るために「パパ~、やめて~」と言われることもときにはやる、その必死さ、凄まじさがすごかった。 「息子」はこんなに小さいのに、こんな殺伐とした世界、人間が人間でなくなったような世界でで常にいい人間でいたいと願う優しい男の子。放っておいたら「幸福の王子」の王子さまにでもなってしまいそうで、ちょっとハラハラします。 小説が完璧らしいですし、その映画化ということで小説を読んでない私にもちょっと不完全かなという部分はあったのですが、観てよかったと思います。映像的に印象に残る部分は多かったし、ヴィゴのすばらしい演技も見れたし、あとは小説を読んでその部分を補えればもう文句なし。 実際、上記のように小説派の人はがっかりした部分もあったようですし、小説のイメージを壊したくないという方にはお薦めできるほどのものかどうかはわかりませんが、「観てから読む派」、ヴィゴファンの方には是非。 原題:"The Road" 仏題:"La Route" 製作年:2007年 監督: John Hillcoat 出演:Viggo Mortensen, Kodi Smit-McPhee, Guy Pearce nouilles-sautees好き嫌い度:★★★★★★★★☆☆ 今日の日記がお気に召しましたらクリックお願いします→
by nouilles-sautees
| 2010-01-21 00:59
| アメリカ映画 O to Z
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