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何の前知識もなく映画館に行ったので、映画の最初の方までは、スポーツラブコメだとばかり思っていた私・・・。
いいように期待を裏切られました。 プロテニス選手として活躍しながら限界を感じてプロを引退、テニススクールの先生としてロンドンに出てくるクリス。家賃の高いロンドンで、なんとか小さな住まいを獲得、新天地での生活の第一歩を踏み出します。 まもなく、生徒としてやってきたトムと意気投合。 そのトムは上流社会の人間で、クリスはオペラやパーティーなどにも誘われるようになる。 そんな時、トムの自宅でのパーティーでアメリカ人女性と出会うクリス。彼女に一目で惹かれるが、次の瞬間、彼女はトムの婚約者であることを知ってしまう。 トムの妹に気に入られたトムは、彼女と付き合うことになるが、一方でトムの婚約者が気になって・・・。 名誉も地位もすべて手に入れることになるクリスの顛末は? 冒頭の、テニスでネットタッチになったとき、そのボールが自分のコートに入るか相手のコートに入るかで運命が決まるというようなセリフが、後にうまく利いてきます。 ジョナサン・リース・マイヤーズ が野心家というほど計算高くもなく、どちらかというと優柔不断で状況に押し流されやすいクリスを好演。ほんとにいい味出してました。 スカーレット・ヨハンセンはこんな役もやるんだなって感じ。というか、いつまでたっても彼女には「ゴースト・ワールド」のあのイメージをもってしまってるんです、私。 意外な展開のこの映画、ウディ・アレンらしい捻りが利いててなかなかよかったです。 原題:"Match Point" 製作年:2004年 監督:Woody Allen 出演:Jonathan Rhys-Meyers, Scarlett Johansson, Emily Mortimer おすすめ度 :★★★★★★★★★☆
by nouilles-sautees
| 2006-01-17 19:19
| アメリカ映画 H to N
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