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いやいや、辛い映画でした・・・。
女性には特になんとも言えない後味が残る映画ですねぇ。 舞台は一部が日本の占領下に置かれた中国。 日本人としてはここで占領側の日本人が表立って出てこなかったのがちょっと幸いでした。が、出てきていたらこの話の視点もずれちゃいますよね。 映画を観る前は主人公の女の子はいきなり大きな闇組織に雇われるのかと思ったら、最初は普通の学生達独自の活動だったのですね。それもイギリスに守られた香港にて比較的安全な暮らしを送っていたはずの子供達だったのに、自ら祖国のために危険に身を投じていく。こうして大きな危険を冒しているのに、一方でどこかこれまでやってきた学生演劇クラブの活動の延長みたいな無邪気な部分もあって、非常に痛ましく感じました。 その中で日本のために働く、祖国にとっては裏切り者の男に制裁を加えるべく、香港で優雅に暮らすマダムとして彼に近づく役を与えられたワン・・・。彼ら学生達はそれぞれに命を賭けているには違いないのだけれど、彼女一人が払った犠牲は特に大きかった・・・。 それほどの犠牲にも関わらず、計画は事実上失敗。 ワンはその後、上海でまた勉学を続けられる環境にいたのだが、そこでまた香港での計画が再燃、彼女は再び昔の仲間と共に危険に身を投じる・・・。 トニー・レオンが日本側で働く中国人役。 初登場シーンから、なんだか目付きのいやらしいおっさん色満開で。 さらに目付きだけじゃなく、ほんとうにスケベおやじなんですよねぇ、この人は。 いやー、完璧でした。 話題のシーンでの演技も、これでもかってくらいすごかった。 ・・・と言っても、あれほどの大胆シーンが意外に全然いやらしさがなかったです。相手役のタン・ウェイが豊満ボディーじゃなかったからでしょうか。男性からすればあの初々しいボディーがしだいに・・・というところが興奮物なのかもしれませんが、女性のワタクシは、これが話題のシーンかくらいでございました。しかし、「話題の」が付くシーンって1回だけかと思ったら、何度もあるんですねぇ。そして1回1回が比較的長い。 あれはほんとにすごい演技でしたわ。 嘘の人物になりきり、まやかしの愛をしかけ、そしてその愛に自ら囚われてしまう・・・。 彼女は女性として払った犠牲があまりに大きすぎて、なんとも言えない気分になり、映画館を出る足は重くなってしまいました・・・。 原題:"戒・色" 仏題:"Lust, caution" 製作年:2007年 監督:Ang Lee 出演:Tony Leung Chiu Wai, Tang Wei, Joan Chen nouilles-sautees の好き嫌い度:★★★★★★★★☆☆ 今日の日記がお気に召しましたらクリックお願いします→
by nouilles-sautees
| 2008-02-19 00:40
| 中国映画
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